2011年12月、北イタリア。ある若者がいつものように帰宅すると、彼の16歳の妹が家の前で泣いている。 2人のロマの男たちに犯されたと彼女は言う。兄はすぐさま犯人を探しだそうとするが見つけられない。 隣人たちは一致団結して真相を解明しようとする。その熱気は、限りなく上昇していく。
第一次世界大戦で必死に戦った兵士たちが戦争の最中で体験した心理的・物理的な強烈さ、その爆撃。 断絶的なイメージのドラマツルギーを発展させ、シーン同士の物語構造は、吃りのようなイメージの連写で切り刻まれる。 実写を素材に作られたこのアニメーションのあらゆるコマは、痛みを伴う瞬間の詳細を明らかにしながら、 それらが歴史という総合的なイメージを形成することに抵抗する。物語は絶頂へと向かうとき、人を無感覚にする戦争の無益さ、 戦闘と生存のあいだに生まれる苦悩、友愛、それらすべてをひっくるめた狂気が明らかとなっていく。
小フランスの作家アルフレッド・ジャリについてのアニメーション・ドキュメンタリーが、Tシャツ、パラパラ漫画、 タイムラプス……さまざまなコマ撮り技術で展開されていく。ジャリの最も有名な演劇「ユビュ王」と、エセ科学「パタフィジックス」のお話。
サンタ・モニカのレストランで2011年に聞こえてきた会話に基づいた風刺的アニメーション・ドキュメンタリーである。 四人の法律家がディナーのテーブルを囲んで繰り広げる冗談交じりの会話が、残酷さと偽善に満ちたグロテスクで野蛮なコメディと化していく。
二人の少年が、暴力を発見する。そのうち一人は、後悔の心も見つけ出す。
円盤男よ、君は夜、どこへ向かうのか…
ジェリー・ガーシアがかつて言ったように、「これはもうひとつの宇宙、とても興味深いものごとがたくさんある場所。」
さあさあ、サイコシティの住民たちがやってくるよ!
ある夏の日、海辺でロシア語を教えるおじさんに連れられ一緒に街へ出かけた。 すると、見慣れたはずの街が普段と違う視点で見えてきた。おじさんは明日もきっと海辺にいるのだろう。
耳の聞こえない孤独な剥製師アーニー・ビスケットの人生は、 死んだハトが彼の家の戸口にやってきたときから、ひっくりかえったり、右往左往しはじめる。